おみや日記

ネイリストとして独立 おみやの毎日記録 ハンドメイドやグルメや旅行etc

犬猫 動物を飼いたい方へ 保健所から柴犬を引き取った話 保健所の子を検討してみませんか?

 

 

今ワンちゃんや猫ちゃんをお探し中のあなた

 

家族が増えるようなドキドキした気持ちに胸が躍りますよね☺️

 

 

 

私の実家にも柴犬がいますが両親は毎日幸せそうに暮らしています

散歩の動画や写真も絶えず送られてきます

 

 

だいちゃん

 

 

名前は だい といいます

 

家族からはだいちゃんと呼ばれることが多いですね^_^

 

 

そんなだいちゃんのおかげで毎日笑いの絶えない生活を送らせてもらっています

 

 

と言っても私は実家を出て暮らしているので

だいちゃんに会える機会はそんなに多くありませんが

両親がたっぷり過ぎるほどの愛情を注いでくれています

 

 

今回はそんなだいちゃんのこれまでのお話をしようと思います

 

 

 

 

まずだいちゃんは2歳の成犬になってから私たちの家族になりました

 

だいちゃんは元々保護犬でした

 

つまり保健所から引き取った子です

 

 

 

なぜ保健所から引き取ったかというと

 

今から10年近く前になりますが

 

うちは私と妹の姉妹で長野の田舎で暮らしていましたが

ちょうど私が就職 妹が進学で県外に同時に出ることになってしまいました

 

 

私も妹も夢があり実家を出る決断をしましたが

同時に春から子供がいなくなる実家というのを想像すると

一つ気がかりなことがありました

 

主に両親のことが心配でしたが一番は母親のことが気になって仕方ありませんでした

 

 

 

母は3兄弟の長女で母親(私からみた母方の祖母)を早くに亡くしており

弟と妹の面倒を見ながら母親代わりになって生活してきたそうです

 

 

母はそうした苦労話も私や妹には一切話しません

結婚前のことは母の友人に聞いたりして知りました

 

 

そして結婚して私と妹が生まれ毎日愛情を注いでくれました

自分も仕事をしながら眠い目を擦って私と妹の世話をして

休日には思いっきり遊んでくれました

 

 

大変な人生だったろうと思いますが嫌だとか苦労したなどとは一切言いません

きっと愛情が本当に深い人なんだろうと

 

私は高校生になった頃くらいから母親に対して一人の人間として思うようになっていました

 

 

私は将来なんてまだまだ先だ

大人になって働いて独り立ちするなんて遠い未来のことと思っていましたが

とうとうそういう日が来てしまった時にふと思いました

 

 

母は私も妹もいなくなったら毎日どんな気持ちで過ごすのだろう

 

 

子供の時から誰かの何かの世話をしてきた人が急に仕事以外にやることがなくなってしまう

 

そうなるとどうなってしまうのだろう…

 

 

ずっと忙しく働いて自分にかける時間もなかったのだから余裕ができていいのでは?

 

 

と感じる人もいると思いますが

実は私にはそうはならないかもしれないと感じる出来事があり心配が強くなりました

 

 

 

私が就職で家を出ることが決まって着々とその日が近づいてきたある日

 

その頃の私はマリッジブルーならぬ就職ブルーのような状態になってしまい

実家を出るのが不安で嫌で嫌で

せっかく第一希望の就職先が決まったにも関わらず

本気で内定を蹴ることを迷っていました

 

 

今まであまり弱音や不安や嫌だったことを両親に言うタイプではなかった私が

初めて不安で押し潰されそうという胸の内を泣きながら母に打ち明けたのですが

 

 

いつもなら諭すように少し叱るように、でも優しさもある言葉で支えてくれていた母が

 

 

『お母さんだって嫌だよ』

 

と泣き始めてしまいました

 

 

 

いつものように振る舞うつもりだったのだと思いますが

母も耐えきれなかったようでした

 

 

私は母がそんなに張り詰めた思いをずっと隠し持っていたなんて思いもしませんでした

 

 

それでも母は強い人なので

 

 

『それでもやるしかないんだよ

 お前が決めたことなんだから

 だから一度やってみておいで

 でも嫌になったらその時は帰っておいで』

 

 

 

私がやりたいと言ったことを尊重し

困った時は帰る場所があるよと言葉をかけてくれました

 

 

 

母には散々迷惑をかけてきましたが

その時私は私と妹の存在が母にとっても支えになっていたのではないかと思いました

 

 

 

そこで私は母に何か残していけないだろうかと考え

 

前々から動物が好きだった母に犬を迎えるのはどう?とそれとなく聞いてみると

 

柴犬を飼っていたことがあるので同じ柴犬がいいなと言ってくれました

 

 

 

 

 

 

どうにか柴犬をお迎えできないかと悩んだのですが

学生の私には金銭的にペットショップで買う訳にもいかず

 

なんとなくSNS

 

 

犬をお迎えしたいんだけどお金もないしどうしたらいいだろう?

 

 

と呟くと

 

 

趣味を通してSNSで仲良しになった友達が

 

 

『それならぜひ保健所の子を引き取ってほしい!』

 

 

とメッセージをくれました

 

 

恥ずかしながら私は

保健所から動物を引き取ることができるという事もよく知らなかったので

それはそれはナイスアイディアだと思い

早速学校で犬を飼っている友達に聞き込みをしました

 

 

 

そうするとやはり動物と一緒に生活をしている子たちはその類の話にも詳しく

中には実際に保健所から引き取ったという子もいました

 

そしてその子から

 

〇〇先生に聞くといいよ!

 

と教えてもらいました

 

当時私は美容学校に通っていたので保健の授業は必修で受けなければいけなかったのですが

その保健の外部講師の先生が保健所と繋がりのある先生ですぐに相談しに行きました

 

 

先生は快く話を聞いてくださり地域の保健所にすぐに取り次いでくれました

 

 

 

なるべくこちらの希望に沿っ子をと

現在里親を探しているワンちゃんの紹介をしてくれました

 

 

子犬はすぐに里親がが決まるので募集はあまりないようですが

成犬は常に何頭も募集があるそうです

 

 

そして募集中のこの中にちょうど保健所に出されたばかりの柴犬がいました

 

 

2歳の若い柴犬でそれがだいちゃんとの出会いでした

 

 

うちは成犬の子をお迎えすることで家族が賛成してくれていたので

ぜひ一度会いたいと伝えると保健所に観に行く日を取り付けてくれたので

実際に保健所に伺って見せてもらいました

 

 

その時の衝撃的な光景は今も忘れられません

 

 

ワンちゃんたちが保護されている場所まで案内されたのですが

そこに行くまでの施設の中に

猫ちゃんたちが保護されている道を通らなければいけませんでした

 

廊下の両サイドにケージがいくつも重なっていて

何匹もの猫ちゃんたちがケージの中から私の方をじっと見ていました

 

ずっと鳴き止まない子やあまり具合の良くなさそうな子、

おむつを履いていておトイレも難しいんだろうなという子もいました

 

 

そこを何もできずに通り過ぎていくことしか出来ない自分が情けなく

すごく申し訳ない気持ちになったのは今でも鮮明に覚えています

 

 

 

 

ワンちゃんの保護されているスペースに到着すると

そこでも驚きを隠せない光景が…

 

 

少し広めに柵で囲われたスペースに

 

 

 

ミニチュアダックスのような小型犬や中型犬が何頭も保護されていました

 

 

自分がこの中の1頭しか救ってあげられないというのが本当に歯痒かったです

 

 

 

 

そんな想いを抱きつつも後にだいちゃんになる柴犬と対面し

一目会って『この子をお迎えします』と

家族になることを決めました☺️

 

 

 

そこから2、3日くらい

少し時間をあけて元の飼い主さんと連絡をとり引き取ることのお話をして

後日お迎えに行きました

 

 

 

 

こうして私の家族が増えることになりました😊

 

 

 

お家にお迎えした初日は短期間での環境の変化についていけなかったのか

ご飯も食べようとせずずっとソワソワしていましたがお水だけは飲んでくれました

 

少しお散歩をして様子を見てみるとウンチが緩いようだったので心配でしたが

お家に戻るとご飯も少しずつ食べてくれました^_^

 

 

 

 

私はその後間も無くして就職で家を空けることになり

今日まで10年近くだいちゃんとは離れて暮らしていますが

両親は毎日写真や動画を送ってくるほどの溺愛っぷりです 笑

 

 

 

私はすっかりだいちゃんの子分になっているようなので

私に対しては従順に従うような感じではありませんが😅

 

 

 

だいちゃんのおかげで私たち家族は離れて暮らしていても笑顔が絶えず

だいちゃんに会いたいからと実家に帰ったりもします

 

 

だいちゃんが家族になってくれて本当によかったです☺️

 

 

 

 

ところで元の飼い主さんがどうしてだいちゃんを保健所に入れることになったかというと

元々飼っていたのはおじいさんで今回私が引き取るとお話をした方は息子さんだったそうです

 

おじいさんが体調が優れず息子さんは犬を飼える環境ではなかったため

やむなく保健所を頼ることにしたそうです

 

 

そして私がたまたまタイミングよく引き取りたいと申し出たので

だいちゃんはほとんど保健所での待機期間はなくうちに来ることになりました

 

 

 

やむを得ない理由だったのだと思いますが犬や猫は生きています

かけがえのない命です

私は医者でも獣医でもないので何の根拠もないですし

詳しいことはわかりません

知ったような口を聞く事もできませんが

 

紛れもなくあの子達は生きています

 

人間のエゴはもってのほかだしどうしようもないからなんていうことも通用しません

私たちがきちんと目を向けてあげるべきだと感じます

 

 

あの子達の命をすくえるのは獣医さんだけではありません

ただの何でもない人間の協力がなければあの子達は死んでしまいます

 

 

私は少しでもこの体験談がきっかけになり

ワンちゃんや猫ちゃんの命のことを考えて目を向けてくれる人が増えることを願っています

 

 

重ねて言いますが私は保護活動に関して何の知識もなくただ体験談を記しただけなので

何か間違っていたりしたら申し訳ありません

 

 

 

 

私たち家族を繋いでくれているのは保護犬だっただいちゃんです

 

ワンちゃんや猫ちゃんたち動物は私たちではできないような

心の繋がりをくれる温かい存在です

でも私たち人間が手助けをしてあげなくては生きていけません

 

 

 

お互いを認め合い動物と足りない部分を補い合いながら

豊かな生活を送ることが私たちが目指すべき在り方なのかなと思います^ ^